映画『レオニー』・『折り梅』で多くの観客に感動を与えた松井久子監督が
50歳で初めて監督した作品『ユキエ』は、
若年性アルツハイマーを発症した日本人妻とアメリカ人の夫の物語。
現代の私達が直面しつつある「老老介護」。
とりわけ夫が妻を介護する姿を描く『ユキエ』は、まさに、現代的なテーマを扱っています。
知られていませんが、松井監督は「ユキエ」制作後、
主人公のユキエと同じ「戦争花嫁」を扱ったドキュメンタリーを制作しています。
今回のイベントは、そうした社会的なテーマを
たびたびTVドキュメンタリーにして発表してきた松井久子監督の
知られざる一面に焦点を当てようというものです。
とくに「完全無罪〜冤罪は、なぜ起きたのか〜」は1995年の作品ですが
「冤罪」という今も普遍のテーマを取り上げたこの作品は
時代を超えて私達に深く考えるきっかけを与えてくれます。
こうした機会でなければ見られない作品の上映とともに
松井監督が一貫して持ち続けている問題意識を、
トークを通じて明らかにしていきたいと思っています。
会場設営の都合もありますので、可能でしたらご参加いただける方は
あらかじめ【ゆう・えん】までご連絡いただければ幸いです。
E-mail:info@yuen-net.com |