瞽女の文化を知る・伝える・発信する
上越市は、来年、高田開府400年、再来年春には北陸新幹線開業と大きな節目を迎えます。このことは、上越市、そして高田の貴重な文化遺産である「瞽女」について、理解を深め、全国に発信していく最良の機会であるといえるでしょう。昨年は、瞽女を描いた斎藤真一の160点もの作品が、コレクターであり斎藤真一研究家の池田敏章氏によって「瞽女さんたちが生きてきた街」上越市に寄贈されました。
一方、記録映画『瞽女さんの唄が聞こえる』の完成をきっかけに、2010年4月から隔月で6回にわたって東京で開催された上映会は、毎回大きな反響を呼びました。参加者の多くが、瞽女たちの生き方に感動し、さらに瞽女の築いてきた文化に深い感銘を受けました。
価値観の転換点ともいえる今だからこそ、あらためて<瞽女さんの暮らしと地域の絆>に学びたいと思います。
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